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メディカルケア虎ノ門は、リワークデイケアクリニックであり、プログラム参加者専用のクリニックです。初診等のお問い合わせはメディカルケア大手町へお問い合わせください。

メディカルケア虎ノ門の目指す復職支援

  • 復職しても再休職が多い

    薬物療法の進歩と「うつ」に対して休息が重要であるとの認識が広がった昨今、休職した方の症状の改善と体力の回復を待って復職すること自体は、さほど困難ではありません。現在問題となっているのは、復職しても再休職する方が多いことです。復職後1年以内に約4割が再休職・退職するという調査結果もあります。休職・復職を繰り返すことは、自信を失うだけでなく、家族や同僚にも失望感が広まり、病状にも負の影響を与えるといった悪循環を生じさせます。何故、症状が改善して復職したのに再休職に至るのでしょうか?

    まず、復職可能と診断する根拠と基準の問題が考えられます。主治医が復職が可能かどうか判断する根拠は、主に患者さんからの自己申告による報告です。復職を焦るあまり、実態とかけ離れたものになる場合も少なくないのです。また、従来から主治医は症状が改善した段階で復職可能と判断してきました。一方、会社が求める復職可能のレベルは就労に十分耐えられる程度の症状の改善であり、会社が求めるレベルの回復が果たされていないと、大きなギャップが生じて再休職に至るのです。

  • リワークプログラムから見える再休職

    当院では2005年からリワークプログラムを始め、既に1600人以上の方が復職されています。それらの方々を診てきた経験から、再休職をおこす要因として二つの大きな課題が見えてきました。

    第一の課題は、「うつ」で休職している方の中に双極性障害がとても多いことです。普段より少しテンションが高く調子が良いといった程度の軽躁状態に引き続き、「うつ」が来て再休職に至る方たちです。ご本人には軽躁状態という認識がなく、治療をしている主治医も軽躁状態を見逃がしているのです。「うつ」の治療に使っている抗うつ薬が、軽躁状態を引き起こしている場合もあります。

    第二の課題は、発達障害の傾向がある方が多いという点です。発達障害といっても典型的ものではなく、その傾向がある方が、職場の上司や同僚などとのコミュニケーションがうまく取れず、「うつ」を発症する方が増えています。近年、発達障害に関しては注意欠陥障害(ADHD)や自閉症スペクトラム障害(ASD)などという名前で広く知られるようになってきました。知的に遅れがない場合、多少変わった人だという程度の認識で学生時代を過ごし、成人になるまで発達障害の傾向に気づかず就職すると、不得意さが表面に出てきて「うつ」を発症するのです。

  • メディカルケア虎ノ門が目指す再休職予防への支援

    現在当院で実施している『リワーク・スクール』、『リワーク・カレッジ』(裏面)では、上記のような視点でこれまでの主治医による診断の見直しにもとづき、多職種のスタッフが関わる認知行動療法を多用したプログラムを通じて、これまでの認識を修正して行動変容を促していきます。また、復職可能と判断できる根拠も作り、会社に提示していきます。

    しかし、プログラムに参加する上で何より大切なことは、皆さんが主体的に参加されることであり、仲間の中で自己を見つめこれまでの働き方も考える中で、再休職しない対処方法を身に着けて復職していただくことだと考えております。

2020年11月医療法人社団雄仁会  理事長 五十嵐 良雄

  • 心療内科 / 精神科
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