仕事や職場に関連した心の病気(うつ病)、パニック障害や神経症に属する病気だけでなく、痴呆、てんかんに関する相談や治療を行っています。

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FAQ

病気について

ストレスや嫌なことがあると憂うつな気分になりますが、うつ病とはどう違うのですか?
健康な場合は憂うつな気分になっても短期間で自然に消えてきますが、うつ病による気分の低下は健康な場合の憂うつに比べて何倍も重く、長く続きます。
うつ病では脳内の神経伝達物質が機能不全を起こしているので、健康な時の憂うつな気分と違い、治療の対象となる「病気」です。
憂うつな気分が2週間以上続く場合にはうつ病である可能性がありますので、早めに診察を受けることをお勧めします。
最近よく耳にする『新型うつ』って何ですか?普通のうつ病とどう違うのですか?
「新型うつ」という言葉は、マスコミ用語であり、正式な病名ではありません。
日本が経済的にも豊かな国となる中、少子高齢化など社会の在り方が変わり、学校教育やITの普及をはじめとする社会文化的変化がありました。そのような時代的、社会文化的な変化を背景として、個人や社会の価値観も変わってきています。
本来うつ病は責任感の強い生真面目な人がなりやすい病気であると考えられていましたが、軽度ではありますがうつ症状があり、比較的長い期間続く場合、気分変調性障害と診断されるような人もいます。
また、病気になった原因を自分以外にあるとして、攻撃的な言動に出る他罰性が特に目立つようなうつ病の人たちもおり、こうした人たちをマスコミが「新型うつ」と呼んでいるようです。
背景にはパーソナリティーの課題や、極めて軽度な発達に関する課題を見出す場合もあり、時には双極U型障害である場合もあります。
しかしながら、病状が良くなると別の真面目な側面が出てくることもしばしばあり、他罰性が強いのはその人の一面であると感じます。
また、経験を積んでいくと周りの社会に馴染んでいき、立派な社会人として働く人も多くいます。いずれにせよ、病気であることは間違いなく、その表現が現代的な人々と考えています。
双極性障害とは、どんな病気ですか?
双極性障害は、気分障害に分類されている疾患のひとつです。
憂うつな気分になるうつ状態だけがみられる病気を「うつ病」といいますが、このうつ状態に加え、気分が高揚し愉快爽快な気分で意欲の亢進する躁状態も現れ、これらをくりかえす、慢性の病気です。
双極性障害は、躁状態の程度によって二つに分類されます。
入院が必要になるほどの 激しい状態を「躁状態」といいます。一方、明らかに気分が高揚していて普段より調子がよく、仕事もはかどるけれど、本人も周囲の人もそれほどは困らない程度の軽い躁状態を「軽躁状態」といいます。
うつ状態に加え、激しい躁状態が起こる双極性障害を「双極I型障害」と呼び、軽躁状態が起こる双極性障害を「双極II型障害」と呼びます。
双極性障害は気分安定薬による薬物治療により、それまでと変わらない生活をおくることが十分に可能です。
しかし放置していると、再発し、それにより人間関係、社会的信用、仕事や家庭といった人生の基盤が大きく損なわれてしまう恐れがあります。
以前うつ病になりましたが、再発が心配です。どのようなことに気をつけたらよいですか?
日頃から自分の心身の疲れに注意することが大切です。
疲れたと思ったら充分な休息をとり、気分転換、細かいことを気にし過ぎないなど、自分にあったストレスケアを心がけることが大切です。
疲れは憂うつな気分やイライラするといった「こころの不調」ばかりではなく、眠れない、頭が痛い、だるいといった「からだの不調」として出ますので、我慢せず早め医師に相談して下さい。
また、一度うつ病になった場合は、再発予防のために症状がなくなってからも医師の指示に従って充分な期間の服薬を続けることが大切です。
服薬を規則正しく続けていても病状が不安定になる場合は、仕事の負荷や、人間関係の不調などを見直し、問題解決を図ることが大切です。
同じような状況下で病状が不安定になることを繰りかえす場合は、認知行動療法などの精神療法を薬と一緒に実施することも効果のある場合があります。
適応障害とうつ病とはどう違うのですか?また、適応障害とは治らない病気なのですか?
適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとって辛く耐えがたく感じられ、そのために精神症状、身体症状、また行動面に症状が現れる心の病気です。
症状として、憂うつな気分、不安感、意欲や集中力の低下、イライラ感等、身体症状として頭痛、めまい、動悸、倦怠感等が認められます。
また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状もみられることがあります。
うつ病と似た症状も見られますが、ストレスとなる状況や出来事がはっきりしているので、その原因から離れると、症状は次第に改善する点が異なります。
また、ストレス因から離れられない、あるいは取り除けない状況では、症状が慢性化することもあります。
一方で、その人の環境への適応力が関係していることも多く、薬物療法だけではうまくいかない場合には、ご本人の適応力を高める目的で認知行動療法等の精神療法や環境調整等が必要になります。
「あがり症」ですが、最近テレビや新聞で目にする「SAD」なのでしょうか?
SADとは、「社会不安障害(Social Anxiety Disorder)」という病気です。
大勢の人の前で話をしたり、よく知らない人と話をする時など人から注目される場面で「恥ずかしい思いをするのではないか」と過剰な心配をし、強い緊張や不安、恐怖、紅潮、発汗、震え、動悸、どもる、下痢、腹痛などの症状が表れます。また、このような症状を経験すると、「また起こるのではないか」という不安(予期不安といいます)から人に注目される場面を避けるようになり、会社に行けなくなるなど結果的に社会生活に支障をきたします。現在では脳内の神経伝達物質のバランスが崩れ、脳内神経細胞の機能障害がおこっていると考えられていますので、薬による治療が必要な病気です。性格の問題だとあきらめずに、一度ご相談下さい。
最近不眠気味です。不眠症にならないために、どんなことに注意したら良いですか?
睡眠障害とは、睡眠に何らかの問題がある状態をいいます。眠れなくなることはよくみられますが、眠れないことイコール不眠症ではありません。
不眠の原因には、環境や生活習慣によるもの、精神的・身体的な病気から来るもの、薬によって引き起こされるものなど、様々です。
さらに、睡眠障害には不眠だけでなく、昼間眠くてしかたないという状態や、睡眠中に起きてくる病的な運動や行動、睡眠のリズムが乱れて戻せない状態など、多くの病気が含まれます。
また、睡眠の問題は1つの原因や病気だけでなく、いくつかの要因が重なって起こってくることも多くみられます。
眠ろうと意気込むと、かえって頭が冴えてしまい、眠れないことへの不安や焦りが生じてますます眠れなくなってしまいます。そのような時には、リラックス出来ることをおこなってみましょう。寝る前にあまり頭を使わず、瞑想して脳が寝る準備に入るのを促進します。
また、毎日同じ時間に寝て同じ時間に起床するような習慣をつけることも大事です。こうしたことを実践してもあまり効果がない場合は一度受診をお勧めします。
アスペルガー症候群ではないかと思っているのですが、どんな病気なのですか?その場合、治りますか?
アスペルガー症候群は、興味・関心やコミュニケーションについて特異であるものの、知的障害がみられない発達障害のことをいいます。多くのアスペルガー症候群の人たちにみられる一番大きな特徴は、他人とのコミュニケーションが苦手であるという点です。他にも、抽象的な表現が苦手である、特定のモノには異常な興味を示す、興味を持ったモノには凄い集中力を発揮する、協調運動が苦手である、光や音に過敏である等の特徴があります。現在、発達障害そのものを治療することは困難です。そのため、発達障害の治療においてはご本人やご家族、職場の方など周囲の方がその人の発達特性を理解し、正しく対応することで、生活上の悪循環を断ち切り、状況を改善していくことが大切です。そのため、当院では対人関係やコミュニケーションなどのライフスキルを身につけて、生きづらさの軽減や復職および就労継続を目指すリハビリテーションプログラムを提供しております。ただし、いわゆる『空気が読めない』というだけでアスペルガー症候群とは判断できませんので、発達障害を診断できる医師の診察を受けることをお勧めします。正確な診断のためには子どもの頃のことを確認させていただく必要がありますので、可能であれば母親に受診に同行していただければと存じます。合わせて可能であれば、他にも母子手帳や小学校時代の通知表もお持ちいただければと思います。詳しくは当院の成人の発達障害外来をご確認下さい
8歳の子どもが自閉症スペクトラム障害(ASD)と診断されました。そちらで診てもらうことは可能でしょうか?
大変申し訳ございませんが、当院は成人の方を対象としておりますので、お子様の診療は専門外であり、診察はお受けしておりません。
最近、不安になったりイライラすることがあるのですが、西洋医学の薬はなるべく飲みたくありません。何か良い治療法はありますか?
漢方のお薬は草根木皮を中心に動物由来のもの、鉱物などの天然物(生薬)を組み合わせて作られています。
西洋薬に不安を感じていらっしゃる方でも、漢方薬であれば身体に合うとおっしゃる患者様も多くいらっしゃいますので、一度漢方外来を受診されることをお勧めいたします。
また、カウンセリングをお受けいただくことも良いかも知れません。