 CBGT(集団認知行動療法)
近年その有効性により注目が高まっている認知行動療法ですが、実践する施設や治療者が少なく、患者様のニーズに応えられないのが実情です。
当院では2005年5月より集団による認知行動療法セミナーをスタートし、現在までに(2007年12月時点)好評のうちに、第10クール約100名の方がセミナーを受講されました。
2007年10月の第10クールから、内容をより精査し、新たなセミナーとして取り組んでおります。
また復職後のビジネスマンの方も通えるよう、19時からのスタートとなっております。
当院の集団認知行動療法セミナーの特徴は、以下の点にあります。
- メインテーマが「復職後の諸問題の解決や再休職防止」となっている。
- 参加メンバーはすべて当院の復職プログラム「リワーク・カレッジ®」の卒業生であるため、セミナー開始時より集団としての凝集性が高い。
- 参加メンバーすべてが復職後1〜3か月程度と似たような状況にあるため、テーマを限定しやすい。
認知行動療法とは?
認知療法とは、1970年代にアメリカの精神科医Beck博士らにより提唱された精神療法です。
これは人間の気分が認知(ものごとの捉え方や考え方)によって影響を受けるという理論に基づき、認知の在り方を検討、検証することにより認知の歪みを正し、非適応的な行動の修正や問題解決を行いことで、気分(打つ気分や不安感)の改善を図るものです。近年では認知療法においても行動的技法も取り入れ、認知行動療法として行われることが多くなってきています。
治療効果とは?
うつ病に対する認知行動療法の治療効果は現在までに多数の研究により確認されています。
軽症〜中等症の急性期治療に関しては薬物療法と同程度の効果があり、アメリカでは治療の第一選択と考えられるほどです。重症例に対しても薬物療法との併用により治療効果が高まることも確認されています。また認知行動療法は再発防止の観点からも、その有効性が証明されています。
当院における治療効果
2006年〜2007年までに当院の集団認知行動療法セミナーを終了された方60名を対象としたアンケート調査を行ったところ、統計的に有意にうつの改善が見られました。
BDI-U(ベックの抑うつ尺度)
抑うつの程度を測定する心理テストです。認知面、身体・感情面を測定することができます。得点が高いほど抑うつが強いことを示しています。
プログラムの内容
| 1回目 |
認知行動療法とはなにか? |
| 2回目 |
状況・気分・思考のつながりを知ろう |
| 3回目 |
バランスの良い考え方をしよう |
| 4回目 |
自分の自動思考記録表をつけてみよう! |
| 5回目 |
自分を伝え、相手の気持ちを知ろう1 |
| 6回目 |
自分を伝え、相手の気持ちを知ろう2 |
| 7回目 |
問題解決能力を高めよう |
| 8回目 |
全体の振り返り |
【2008年度の開催スケジュール】
プレセッション1回+本セッション8回
1回 約80分、金曜日 19時開始
- 第12クール 2008年4月4日(金)〜5月30日(金)
- 第13クール 2008年6月13日(金)〜8月8日(金)
- 第14クール 2008年8月22日(金)〜10月17日(金)
【参加資格と参加方法】
参加資格は以下のとおりです。
- 当院に通院中の患者様で、主治医より適応と判断された方。
- 当院の復職支援マネジメントプログラム「リワーク・カレッジ®」の卒業生であること。
- 全8回すべてに参加意思があり、参加可能と思われる方。
上記の条件を満たす方は、受付にお申し込み下さい。プログラム内容、費用に関してはその際に詳しくご説明いたします。

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